知的障がい、発達障がいがある方と、チアダンスの関係①
先日、「ダウン症の子どもがチアダンスを習えるところはありませんか?」と、東京の方から問い合わせをいただきました。
JUMPSでは、設立当初の2006年頃から継続して、知的障がい、発達障がいのある方へのチアダンス指導に取り組んでいます。http://jc1.jp/welfare/
お問合せ頂いた方は、幼稚園で娘さんがチアダンスを体験して、とても楽しそうだったので、やらせてあげたい、と考えたそうです。
そこで、東京でそのような環境がないか探すも、まったく無く、JUMPSに何か情報がないかお問合せ頂いたのでした。
私も、障がいがある方へのチアダンス指導については、今まで無我夢中でやってきたという感じで、他の団体が実施させれているのかを知る機会もなかったので、これを機に調べてみました。
。。。確かに、まったく無いですね。。
もしかしたら、JUMPSは障がいのある方にチアダンスを提供する、稀有な存在なのかも、、とこれを機に実感した次第です。
そして、そもそもどうして私達JUMPSが知的障がい、発達障がいのある方にチアダンスを指導しようと思ったのか。。
そのきっかけを振り返り、ある大きな出来事を思い出したのでした。
2006年(確か)12月、JUMPSの当時メンバーだった子のご紹介で、知的障がいのある方々が集まるクリスマスパーティにてチアリーディングの余興を依頼されました。
当時、私は知的障がいのある方と接触したことがまるでなく、どう接したりコミュニケーションを取ったらいいのか、まったくわかりませんでした。
なので、そのような人たちの前でパフォーマンスする事はとても不安だったのを覚えています。
「喜んでもらえるかな?チアを見たことのない人達には、どういう反応が出るのだろう?」
と思いながら、臨んだ本番。私の不安は、まったくの杞憂に終わりました。
ステージに立った瞬間、割れんばかりの歓声。私達のパフォーマンスを見て、座っているのが窮屈な人たちが、立って思い思いに身体を揺らし、歌い、それでもまだ興奮が収まらない人は、ステージまで上がってきて、一緒に踊ってくれるという、さながら会場は「ダンスホール」のような盛り上がり。
そしてその光景を見て私は確信するのです。「知的障がいのある方々には、チアが合う!!」と。
何より、私は嬉しかったのです。
自分が心から大好きで信じている存在である「チア」で、今まで関わる事がなかった方々と楽しみながらコミュニケーションが取れた事が。
この経験で、JUMPSを設立した所だった私は、「チアは、社会の色々な分野で役立つものだ!」という事を確信し、「チアで関西を元気に!」という思いを、より強くするのです。
その後、そのクリスマスパーティの企画を下さった方より、「知的障がいのある方を対象に、チアダンスのクラスを開講しませんか?」とご提案頂き、今まで関係が続いています。
初回の体験レッスンでも、素晴らしい事が起こりました。
それは、また次回にお話しします♪♪♪